私が影響を受けたアニメーション……「101匹わんちゃん」「おしゃれキャッツ」「ジャングル・ブック」といった、ディズニーの黄金時代の作品。他にもシュールな「ベティ・ブープ」や、前世紀の作品ながら未だ現代的であるウィンザー・マッケイの素晴らしいアニメーション。 - Sylvain Chomet
07-16に東京日仏学院で行われた『ベルヴィル・ランデブー』の先行上映に行ってきました。フランスで100万人動員し、アメリカでも大ヒットした何かと話題のアニメです。
大まかなストーリーは「内気な少年が自転車にだけは興味を持ち、ツール・ド・フランスに出るまでに成長したが、それを狙うマフィアが」という感じですが、ストーリーはあちこちに掲載されているのでここでは感想文を。ひとまずトレーラーは観てください。→予告編動画(.movファイル)
上映後に今敏(監督)と井上俊之 (アニメーター)の対談が行われていて、それがわりと面白かったで、聞いてる時にメモったものをここにも書いておきます。ほとんどベルヴィルとは関係ない、日本アニメの現状を嘆くような言説に終始していましたが。ちなみに意訳がほとんどですので、これを誰かの発言として引用するのは避けてください。
他にベルヴィルに対して言われる特徴は「可愛いキャラクターが一つもでてこない」「実はCGシーンが多い」「台詞が少ない」など。個人的には音楽の使い方に強く惹かれます。これはアニメに限らず日本の映画作品すべてに言えることですが、製作者側が音楽にあまり関心がないのがバレバレというか、フィルム自体は職人技のクオリティで提出するのに、どうして音楽だけこうなの? という作品が多いですね。90年代半ば以降、映画のサウンドトラックをコンピレーションアルバムとして扱う流れが出来たと思いますが、日本でそういうことをする人が居ないのは楽曲使用料のせいなのかな。特にアニメってどうして“アニソン”ばかりなんでしょう。当り前っぽいことを言ってますけど。
このアニメをインパクトとして感じない人が多いかもしれません。異質すぎて、関係ないモノとして処理されそう。ただ、「アニメが話題になっていて興味もあるけど、テレビアニメってどれもなんとなく馴染めない」と感じている、サブカルチャー趣味の人達には薦められるでしょう。なんにしろ来年話題になることは決まっているので、今のうちに。今年の広島国際アニメーションフェスティバル(08-19〜08-23)でも上映されます。